建設業経理士資格(1級)を取得すると活躍する場面が増えます!

たまちゃん
建設業経理士資格とはどういう資格ですか?あと、どういうときに役に立つのですか?
ねこなり
こういった疑問にお答えします!
この記事を読むと何がわかる?
・この資格の活用法や使用する場面がわかります!
・【注意喚起】コロナウイルスにより試験が中止しています。ご注意ください。

建設業経理検定1級の内容は?

試験の内容は、建設業原価計算、財務諸表、財務分析の3つに分かれており、すべての科目を合格することで1級取得となります。

合格率は、各科目共に20~30%範囲内で推移していますので、決して難しい試験とは言えないと思います。

私は、日商簿記1級合格後に受験しましたが、難しいとは思いませんでした。

唯一、財務分析は、日商簿記1級の範囲とは異なるので最初からの学習でした。ただ、この財務分析は、上場企業に入ってから非常に役に立ちました(株式投資にも役に立ちました。あと、大学院では、更に詳しく上場企業を対象とした財務分析の授業の単位を取りました)。

どの様な場面で役に立つか?

建設業経理士資格が役に立つ場面は、建設業許可証が発行されている会社の経理で働く時行政書士事務所で働く場合などが考えられます。また、公共工事の入札時にも役立ちます。

私はこれまで、上場企業(売上5,000億円以上)、中堅企業(売上300億円以上)、中小企業(売上10億円以上)で働いたことがありますが、業種としては製造業と建設業です。

いずれの会社でも建設業許可を取得しており、建設業経理士資格を持っていることで重宝されました。

具体的に使用する機会としては、決算変更届を提出する際に役に立ちます。建設業許可を取得し、建設業を営む法人は、毎事業年度終了後に、建設業許可を出してくれた者(国土交通大臣や都道府県知事)に対し、建設業法で定められた様式によって活動実績を報告する義務を負います。その際には、会社法上の決算書と異なる勘定科目に変更する箇所が発生するのですが、これらについて、建設業経理士資格で学習する内容が活用することができます。

一般的には、行政書士がこれらの手続きを請負ことが多いように思います(自分で作成することも可能です)。

自分は、税理士登録後は、行政書士も行おうと思っており、決算変更届作成の際には、過去に取得した建設業経理士資格1級(当時は建設業経理事務士1級)が役に立ちそうです。

終わりに

建設業経理事務士1級を取得した当時は、正直、何に役に立つのだろうと思っていました。また、専門学校でも、「日商簿記1級持ってるんだから取っとけば」くらいの感じでしたのでとりあえずとりました。

今では、実務上でも、また知識として持っているだけでも役に立つ場面に遭遇します。

現在働いている会社では、建設業の許可申請も行い、建設業許可を取得しました。そして、決算変更届も作成しています。

こうして積み上げた経験は、税理士となり、行政書士登録を行った際には必ず役に立ち、収入を得る一つの方法として自分を助けてくれると信じています。

取れるときに一つでも多くの資格を取得することは良いことです!